マキの2.4Gトランスバータの親機として長く使ってきたTM-541。このところダイヤルを回すと周波数がアップする方向だけ、ハンドマイクのボタンで周波数を下げるという運用しかできない状態でした。
たまたま毎月しているPRUGのオンラインミーティングで、ロータリエンコーダが変な無線機があるんだけど、どうして壊れるんだろうねと発言したところ、古くなると中のグリスが流れてダメになることもあるとのこと。で、翌日に無線機をバラして修理したので記録に残しておきます。
まずはロータリエンコーダを外すための分解方法を、自分が行った手順で書きます。これが正しい手順かは分かりませんし、分解して壊したとしても自己責任で対応できる人だけが以下の作業は行なって下さい。
それ以外の方は読む/見るだけにして下さいね。
まずは上下の蓋を外します。こえは横のねじを外すだけなので簡単ですが、スピーカのコードを切らないよう注意しましょう。
パネル横のネジは向かって右しか自分のセットは付いていませんでしが、もしかしたら両側が正しい可能性もあります。
ダイヤルとツマミを外しますが、けっこう硬くなっていたので、布で保護してプライヤで引っ張りました。プラスチックなので力をかけすぎると割れてしまう可能性があると思います。
次は全面のプラスチックパネルを外すのですが、筐体とテープでも止めてあるようで、そのまま引っ張ったらツメが割れてしまいました。少し加熱して接着力を弱めた方が良さそうです。プラスチックが薄い+経年劣化しているので気をつけましょう。
割れたところはプラリペアで補修しましたが強度は落ちているハズです。
ボリュームとロータリエンコーダはナットで止まっていますが、自分のセットは手で回るぐらい緩い止め方でした。緩んだというより、最初からな感じです。
これで半透明なプラスチックが外せると思います。電源スイッチのボタン部分は先に抜いておいても良いですし、あとで他のスイッチのボタン部分と一緒に外しても良いです。
基板に2本のネジが見えると思いますので、それを外します。大きさが違うけど明らかな差なので大丈夫でしょうが、どこから外したネジかは都度に記録しておくと良いでしょう。
細いフラットケーブルがあるので切らないよう注意しましょう。本体側とコネクタで接続しているケーブルがあるので外します。
これでパネルの基板は下側にある2このコネクタだけで本体と止まっている状態です。あまり強そうなコネクタでは無いので、できるだけ曲がらないように基板を引き抜きます。
これで基板だけになったので、ハンダゴテでロータリエンコーダのツメ、電極の半田を溶かして吸い取れば部品だけの状態になります。


















いよいよ取り出したロータリーエンコーダの分解、清掃です。
これも部品メーカが認めているような作業ではありませんから、自己責任で行なって下さいね。また作業としても手を抜いていますから、このあとで長く使えるか不明です。
ツメを曲げて裏蓋を外すと簡単に分解できます。ロータ側が汚れています。確かにグリスとかが流れ出して、だんだんと固まってしまったのかもしれません。
無水アルコールで拭いたら、だいたいは取れましたが、まだ少し残っているようです。ここまででも改善しているハズですが、接点クリーナで清掃したら更にキレイになりました。本当は純水で洗うべきでしょうが持っていないので無水アルコールで流しました。
接点側は怖いので無水アルコールで拭き取っただけです。少しだけ後ろから接点が前にいくよう押しておきましたが、あまり変わった感じはしませんでした。もし接点の位置がズレてしまうと使えなくなるので、このあたりは何をするか慎重に考えて行動しましょう。
本当はキレイにして新しいグリスを少しだけ塗布するのでしょうが持っていないので、軸のグリスは拭き取るだけにしました。
元通りに組み上げ、ラジオペンチでツメが閉じるように押しました。本来ならジグで押して曲げるんでしょうけど、これも手持ちの工具だけで対応しているので正しくないと思います。






分解したときと逆の手順で無線機を組み上げます。たぶんスイッチを押し返すためのスポンジ、加水分解でボロボロになっているので、本来なら全て付け替えです。でも薄いスポンジは手持ちにないし、同じ厚さに加工するのも大変なので、まあ良いかでゴミになっている古いスポンジを取り除くだけにしました。
ドキドキで電源を入れて、ダイヤルを回してみると、ちゃんと周波数がアップダウン! ロータリエンコーダが修理できたようです。
ついでにマイクも分解してみたところ、使われているタクトスイッチは容易に分解できるタイプでした。
このため金具を外して接点を無水アルコールで清掃。
こちらも正常に戻り、スイッチでアップ/ダウン両方できるようになりました。
PTTスイッチのところ今回ではありませんが、スポンジがダメになっていたので適当に切って入れ替えてあります。ここも劣化して補修が必要になる箇所かと思います。
