QRPp基板頒布

 前に紹介した4バンドQRPp無線機の基板を、ハムフェア2023でPRUGブースにて頒布した。8枚しか用意できてないので頒布というほどではないが・・自宅から430Mで約10局と交信できており、1mW(特小の1/10)程度とはいえ、外付けアンテナが使えるので相手次第なようである。


 基板の面積としてバンドパスフィルタと、その切替回路が大きいのと、ココで3dBぐらいはロスするので基本回路だけの基板も今回は用意した。
 モノバンド用として緩いLPFは実装できるのでハンディ機として作れる可能性がある。ただmWだと飛びは限られてしまうので、基本的にはBPFとかAMPを外付けすることを想定した基板ではある。


 また元々、このトランシーバ用のICを使って試そうとしていたセンサーノード用にTNC機能を内蔵したタイプも作成した。これもモノバンド用だが、これだけで使う前提でBPFを実装。マイコンと温度センサを実装できる。M5Stamp(ESP32)しか試せてないが、いろんなCPUが用意されているXIAOを使うコネクタ、GPSを接続するコネクタなどが準備してある。
 ここに実装されているTNC機能などに興味のある方は、PRUGのWebを見ると良い。
https://sites.google.com/prug.com/fx25/fx-25_overview

 いずれも基板の頒布は予定していないが、GitHub上にデータは公開しているので、誰でも作ることはできるかと思う。またドキュメントには、実際にJARDで保証認定して頂いた際の資料なども一部だが入っている。


4バンド無線機(フィルタ付)
https://github.com/jk1mly/pcb-qrp-fm/tree/ver2023

モノバンド無線機(フィルタ無4バンド)
https://github.com/jk1mly/pcb-qrp-fm/tree/mono

センサーノード(ハードとソフト)
https://github.com/jk1mly/pcb-qrp-tnc/tree/v2023
https://github.com/jk1mly/ESP32TNC/tree/txtest
ソフトは調整が終わったら本家を使用すること推奨
https://github.com/amedes/ESP32TNC